「3DS」により虫歯菌を除菌することも可能です
虫歯について
食事のデンプンや糖分を虫歯菌(ミュータンス菌)が分解して酸を作ります。
この酸により歯の表面が溶け出しますが、唾液のカルシウム分により修復されます。
唾液には、酸を中和する働きもあります。
歯の表面においては、食事の度に歯が溶け、
唾液で修復されることが繰り返されています。
これを図にすると、右の様になります。
虫歯を防ぐためには
| 1. | 食事やおやつを規則正しく取ること。だらだら食べないこと。 特に、就寝直前の飲食は危険です。 |
|---|---|
| 2. | 食後に無糖性(キシリトール等)のガムを咬んで、唾液をよく出すこと。 |
| 3. | フッ素で歯を溶けにくくすること。 |
| 4. | 定期的に歯科衛生士による歯のクリーニング(PMTC)を受けることです。 |
それでも虫歯が止められない程ミュータンス菌が多い場合には、
| 5. | 究極の虫歯予防法である、ミュータンス菌の除菌療法(3DS)をお勧めします。 |
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これは、国立保健医療科学院の花田信弘先生等が開発した画期的な虫歯予防法です。
虫歯菌を除菌することで、虫歯を予防するだけでなくお口がとても爽やかになります。
小さな虫歯の治療例
虫歯の部分のみを削除し、歯の色と同じレジン(プラスチック)を直接充填することにより
1日で完成できる処置法です。
接着を利用することで、可及的に歯質を保存でき、審美的に仕上げることができます。
※咬み合わせの力が加わる場所は保険適応外になります。
3DSとは
原因菌を殺菌する、根本的な予防法です
3DSとは3つのD、Dental Drug Delivery System
(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。
虫歯の主な原因菌であるミュータンス菌を直接除菌する、
根本的な虫歯予防法です。
2002年に国立感染症研究所(武内博朗ら)が発表した技術で、
従来にはなかった新しいプラークコントロール法です。
その原理と方法は?
3DSは、ミュータンス菌(虫歯の原因菌)が歯の表面にしかつかず、他の口腔細菌の多くは
歯面にも口腔粘膜にも定着できるという、いわば虫歯菌の持つ弱点を利用した除菌法です。
歯面だけに薬剤を作用させれば、虫歯の原因菌を集中的に除去できるというわけです。
但し、ミュータンス菌は歯面に強力な細菌の膜(バイオフィルム)を形成し、バイオフィルム上に薬剤を塗布しても内部には浸透せず、すぐに唾液により希釈・拡散してしまいます。
3DSは次の二段階の方法で行います。
| 1. | バイオフィルムをPMTC(歯科衛生士による専門技術と器具による徹底的な歯の清掃) などで物理的に破壊 |
|---|---|
| 2. | それぞれの方の歯列にフィットしたトレー(ドラッグ・リテーナー)を用いて 薬剤を歯面に集中輸送 |
この方法で、唾液に希釈されることなく、安全で確実に薬剤を塗布することができます。
薬剤を変えれば虫歯菌だけでなく、歯周病関連菌の除去にも応用でき、
口臭予防にもつながると考えられます。




