歯科金属アレルギーの検査
歯科金属アレルギーによる病態は複雑で、口の中の金属を取り外しても直ぐに改善が見られないこともあり、体内に蓄積された金属も容易には排出されません。不快な症状がだらだらと続くことがあるのは、このためです。ですから、検査や治療を確実に行うだけでなく、蓄積された金属のデトックス(排出・解毒)を行うことも必要となってきます。
歯科金属アレルギーが原因となる症状の例
皮膚症状(口腔内粘膜や口唇の皮疹、口周りの発疹、手足の水疱や膿疱、赤みやかゆみなどのアレルギー反応)・手足のかぶれ・皮膚の色素(シミ)、シワ、肌荒れ 老化・痛み(ガルバニ電流)・肩こり・ひざの痛み・頭痛 神経症状(水銀毒、重金属毒)・憂鬱・立ちくらみ・不定愁訴・自律神経失調 物忘れ ・全身病(病原菌との相互作用)・心筋梗塞・脳梗塞・アトピー様症状・発がん・糖尿病・自己免疫疾患
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| 歯科金属アレルギーの主な症状 |
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歯科金属アレルギーが原因となる皮膚の疾患の例
次の疾患が、金属アレルギーが原因となって起こることがあります。 掌蹠膿疱症、異汗性湿疹、汗疱、掌蹠部水疱性湿疹、特発性汗疱(汗疱状湿疹)、異汗症、貨幣状湿疹、口腔粘膜(口腔内)扁平苔癬、膿疱性乾癬、肉芽腫性口唇炎、口内炎、白板症、メルカーソン・ローゼンタール症候群、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、など
パッチテスト歯科金属アレルギーが直接の原因とは考えられないが、症状がよく似ている皮膚の疾患
白癬菌感染症(水虫)、毛包炎、疥癬、伝染性膿痂疹、など
歯科金属アレルギーの症状を発症または増強させる原因
タバコ(喫煙)、ストレス、薬剤、多汗、皮膚の脂質減少、など
歯科金属アレルギーの原因
歯科金属アレルギーの発現頻度は、ピアスやネックレスなどの装飾品による場合が多く、口の中の金属による発症比率は少ないのですが、歯科金属アレルギーとわからないまま慢性的な症状が続いたり、明確な症状が出ないために金属の体内蓄積が進んで状態が悪化する危険性があります。アマルガム(水銀)や保険の銀歯(ニッケル、コバルト、パラジウム)はアレルギーをおこしやすいのですが、金合金であっても、アレルギーを起こす可能性があります。
最も安全性の高い素材はセラミックで、純チタンやチタンと金の合金も安全と考えられています。インプラントは純チタンのため安定していますが、特にイオンクリーニングしたインプラントは安心です。このように口腔内に金属が入っていると金属アレルギーの原因になることがあります。
ストレスからくるもの
ストレスがあると歯科金属アレルギーの症状が強くなります。喫煙、薬の常用、不規則な生活など生活全般を見直すことが大切です。自分でできるストレス緩和法としては、自律神経訓練法や呼吸法などがあります。ナチュラルデトックスは、体のバランスを整え、神経の興奮を和らげますから、ストレス発散の点からも歯科金属アレルギー治療に有効といえます。
チタンインプラントをすすめる理由
チタンは、大気中では酸化チタンの被膜に覆われるために、金属イオンが溶出しません。これが、チタンがアレルギーをおこしにくい理由です。インプラントには、純度99.9%以上の純チタンが用いられます。ブリッジには、チタンと金の合金が使われてきましたが、最近ではジルコニアやファイバーを用いたノンメタルブリッジが普及してきています。
また、入れ歯のツメやブリッジの金属もアレルギーを起こす可能性があります。歯根に純チタン製のインプラントを用い、歯冠部にセラミックを使えばアレルギーリスクがありません。機能や外見上の問題だけでなく、歯科金属アレルギーの予防の点からもインプラントは有用な方法です。
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| チタン性のインプラントです。 |
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矯正による歯科金属アレルギー
成人の矯正治療中に体の不調を訴えることがあります。多くの場合、矯正用ワイヤーから高い電流が計測されます。治療後はおさまりますが、症状がつらい場合には、ブラケット(歯につけるボタン)をセラミックにかえたり、頻繁にワイヤーの放電を行う必要があります。また、治療によって歯並びだけでなく、咬み合わせのバランスも回復したいものです。咬み合わせの理論のひとつに「シークエンシャル咬合理論」があります。
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| コンピューターによる 咬み合わせ検査 |
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歯科金属アレルギーの対策
検査 → 治療(ノンメタル歯科治療)→ デトックス(解毒と排泄) の順に行われます。それぞれのステップで歯科医、内科医、皮膚科医、など専門家による診療が行われます。
検査
問診、口腔内検査
リンパ球刺激テスト
金属溶液に対する血液中のリンパ球の反応をみます
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| リンパ球刺激テスト |
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パッチテスト
皮膚に金属液や金属クリームなどをつけて反応をみます
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| パッチテスト |
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アレルギー検査(食物・植物・動物・カビ・ダニ等)
歯科金属アレルギーでお困りの方は他のアレルギーを伴うことが多いので、歯科金属以外のアレルギー検査もお勧めします。
アレルギー・セット検査
| 食物アレルギー検査 | 74~80種類 |
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| 食物アレルギー検査 | 34~41種類 |
| 動物昆虫アレルギー検査 | 25~27種類 |
| カビ・ダニ・ダスト・寄生虫アレルギー検査 | 19~21種類 |
| 金属アレルギー検査 | スクリーニング |
| 金属アレルギー検査 | 1種類 |
上記のアレルギー検査は、採血で行ないます。
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帯電測定:μポテンシャル
歯の帯電圧の測定
金属溶出度テスト
歯の金属の溶出傾向を電位差で判定します









