79.インプラントと周辺知識5―プラークコントロール
最近の研究では、口腔細菌の抑制は、心臓病、肺炎、早産、糖尿病、高血圧などを防ぎ、全身の健康に役立つことが明らかになってきています。
歯垢は口腔細菌が集まった塊で、古くなるとその内部で毒性の高い嫌気性病原菌が繁殖するようになります。そして、これらの細菌やその毒素が血行によって全身に運ばれると、心筋梗塞、脳血管障害、食道がん、肺炎などの病気を引き起こすのです。
私たちの口の中には、300種類を超える何億もの細菌が存在します。これらの細菌は、虫歯や歯周病の原因となるだけでなく、炎症を起こす物質を生み出し、その産生物質あるいは菌体の一部は、血流を通して全身の各器官に広がり結果全身病の原因にもなるのです。
体内の細菌からからだを守るためにも、口の中の細菌を取り除くこと=プラークコントロールを、正しく行うことが極めて重要なのです。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスなどを組み合わせて使うとよいでしょう。インプラントは形がシンプルですからプラークコントロールは容易です。その際にはスーパーフロスという軟らかい紐を使うと効果的です。
口腔細菌や腸内細菌を健康に保ち、体の内部からの感染を防止すれば、いつまでも、元気で若々しく過ごせることでしょう。
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