54.より日本人に合った優れたインプラントを目指して
インプラントはその開発や改良に関してはプラトンインプラント(プラトンジャパン社)によって継続的に行われており、インプラント実践研究会の臨床歯科医師がこのプロジェクトに参加しています。インプラント実践研究会のメンバーは医療法人聖和会やそのOB、聖和会が主催する勉強会の会員から構成されています。実際に歯科医療に携わる現場のドクターが主体になって開発していることが重要なのです。
従来までは、薬剤や治療用具に関しては研究者や企業が主体になって作られていることが多く、そのため、患者さんや現場の医師にとっては、使い勝手が悪いものが世に出ることも少なくはありませんでした。
そこで医療法人聖和会を主体にした臨床現場を中心にした開発が1980年代後半に開始されたのです。その努力は1990年代に入ってプラトンインプラントの製品化によって結実しましたが、そこにいたるまでには様々な紆余曲折がありました。それを乗り越えたのは「日本人による、日本人のための最高のインプラント治療をしたい」という聖和会の歯科医師たちの情熱でした。インプラント版プロジェクトXというわけです。
インプラントのプロジェクトX
インプラントは欧米で発達してきたものですが、西洋人(コーカソイド)とは骨格な違いがあることから、モンゴロイドである日本人に合ったインプラントが必要だったのです。
日本人の骨格と日本の歯科医院の環境に合わせて作られているこのプラトンインプラントは現場の医師の声を反映するようになっています。歯科医師の意見には実際に治療を受ける患者さんの患者の要望や治療費負担の軽減も考慮されていますから、プラトンインプラントは使いやすく、コストの安いインプラントに仕上がっているのです。
現時点での「プラトン・インプラント」のラインナップは、タイプはⅠ~Ⅳまでの4タイプで、患者さんの状態に合わせて柔軟に対応できるようになっています。純チタン製で、イオンクリーニングされた清浄な状態になっており、その表面はブラスト処理されたものと薄膜ハイドロキシアパタイトのコーティングの2通りがあります。いずれも特許を取得しているハイテク処理です。直径は3・3mm~4mm、長さは8mm~12mmで、日本の精密工学の粋を集めた精密工業製品です。
日本の歯科医師とエンジニアが生んだ世界に誇る最先端の医療用器材です。
さらに「インプラント実践研究会」や医療法人聖和会では、現在のシステムに満足することなく、より優れたインプラントの改良に向けた努力を行っています。
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