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インプラントについて

52.インプラントと虫歯―進行した虫歯の治療法

虫歯は進行するほど治療に時間と回数がかかるようになります。
早めの治療でより簡単に治療ができ、費用も最小限に抑えることができるのは言うまでもありません。
もし、虫歯が深く進行し歯髄(神経)まで及ぶまでになると、ズキズキ痛む上に、痛くて噛めないような状況に陥ります。この場合、治療は歯髄を取ることになりますので、時間がかかります。患者さんにとっても負担が大きく、歯科医師にとっても厄介な治療です。ただし、最近では抗生剤のカクテル療法で歯髄をかなりの割合まで残せるようになっています。

虫歯が歯根部まで及んでいた場合は、歯根だけが切り株のように残ります。そして歯根の病巣から全身に病巣感染を誘発します。こうなると心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高くなりますから、抜歯の対象となります。まれには金属の蓋をかぶせて、入れ歯の下支えとすることもあります。

以前は抜歯すると入れ歯かブリッジにしなければならなかったため抜歯をためらい、無理に歯を残す傾向がありました。それは歯の病巣から血流を介して、恐ろしいことに全身に細菌や細菌の産生物である毒素を運ぶ事になるのです。その結果として、心筋梗塞、脳梗塞、肺炎、早産、糖尿病の悪化、など重篤な全身病を誘発させることが少なくありませんでした。特に高齢者や基礎疾患のある方、体力を消耗した方には高い危険性がありました。

歯科医師は患者さんひとりひとりのこうした全身状態を常に考慮して、治療方針を決めなければなりませんし、また患者さん自身もキチンとご自分の身体の状況の把握をしなくてはなりません。
現在はインプラント技術の発展により無謀な歯の保存が避けられるようになり、歯を原因とする全身病のリスクが減少したのも事実です。

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